畢士安(ひつ しあん) 
天福三年(938)〜景徳二年(1005)
字・仁叟
謚・文簡
代州の人。
乾徳四年の進士
真宗から古人の風ありと一目置かれる。



畢士安は礼儀正しく清識をもっていた。
どこにいても厳正であるといわれていた。
しかし、慎み深く常々人に言っていた。
「私は仕官してから格別のことはしていない。ただ、つとめて自らをつつしみ過ちを少なくしようとしているだけです」と。