胡宿(こ しゅく) 至道二年(996)〜治平四年(1067) 字・武平 謚・文恭 常州晉陵の人 天聖二年の進士 胡宿は平生から道を守り、進退に心煩わすことが無かった。 文館に二十余年いて、後進にいつも言っていた。 「富貴貧貶はすべて運命であるから、士人は身を修めて時を待ち、造物者に嗤われないようにすべきだ」 世間では名言とされた。