三晋が智氏を破り、その領地を分割しようとしていた。
段規は韓王に言った。
「分割される土地ですが、必ず成皋をお取りになるべきです」
「成皋は石溜の地だ。私には使いようが無い」
「そうれは違います。私はこう聞いております『一里の重厚な地で、千里の権勢を動かせるのは、地の利だ。千人の部隊で三軍を破れるのは、不意をつくからだ』と。王よ、私の進言を用いれば、韓は必ず鄭を取れます」
「よかろう」
果たして成皋を取った。
韓が鄭を攻略するにいたり、果たして成皋を起点としたのである。